ペルセポネ

ペルセポネは死の国の女王。母は大地母神デメテル、父は全能の神ゼウス、夫は冥府の王ハデスである。彼女は冬の間だけハデスの元に嫁ぎ、残る月日は母とともに地上で過ごしている。なぜこのような夫婦スタイルなのか? それはふたりの結婚時のアクシデントにさかのぼる。まあ、独身と新婚夫婦、良いとこ取りなライフスタイルなので気に入ってない訳ではない。

普段は穏やかな性格なのだが、自分の立場が尊重されなかったり無礼な態度を取られ続けると、堪忍袋の緒が切れてものすごく怒る。『死と再生の神』『破壊魔ペルちゃん』『狂犬』などと呼ばれ、そのキレっぷりは母親ゆずりである。また、わりと感動屋で、その時のシチュエーションのエモさで死者を生者の世界へ返してしまうことがある。夫には小言を言われるが彼女は全然気にしていない。